イチケンの
商業施設建築

長年の経験と実績に基づいた
確かなサービス

設計から監理、施工、そしてアフターメンテナンスまで、ワンストップで対応。ワンストップ対応が可能な組織とインフラ、建築全般にわたるノウハウで、商業施設を中心に、住居施設、公共施設など、幅広いジャンルの施設建築を手がけています。

イチケンのワンストップ対応イメージ

生活者の視点を失わない建築

イチケンは、建築主からのご依頼で数多くの商業施設などを建設してきただけではなく、自ら運営も手がけてきました。その経験を活かし、オープン後のアフターメンテナンスとして、プロパティマネジメントや施設のバリューアップ手法など、リニューアル計画から運営に至るまで、トータルプロデュースしています。建設する施設は多種多様でも、そこには常に生活者の立場からの発想があります。イチケンの事業理念でもある、「施設を利用する方々の視点から」「良い建築空間とはどうあるべきか」「喜ばれるサービスはどうあるべきか」を徹底的に考え抜く。お客様の求める最適なサービスを提供します。

イチケンのトータルプロデュースイメージ

  • 用地・出店情報

    • 用地情報収集
    • テナント出店情報
    • 法規制調査
    • 立地調査
    • 不動産仲介
  • 企画・開発

    • マーケティング
    • マスタープラン
    • テナントリーシング
    • 事業収支設定
    • 事業スキーム
  • 設計デザイン

    • 建築計画
    • 環境デザイン
    • 内装設計
    • 内装監理
    • 大店立地法
  • 施工管理

    • 仮設計画
    • 工程管理
    • 施工管理
    • 夜間工事対応
    • 各種届出、申請
  • 運営管理

    • 管理費、共益費設定
    • プロパティマネジメント
    • ファシリティマネジメント
    • メンテナンス
    • リニューアル

商業施設建築での差別化・優位性の確立

イチケンの中核事業でもある、商業施設の建築及び内改装工事。時代のニーズを捉えつつ、その中でも、スーパーマーケットや専門店、各種商業施設をコアターゲットとし、膨大な実績を築く過程でイチケンは建築主のビジネスを熟知し、商業施設特有の課題に対するソリューションと専門技術を獲得しています。

イチケンのコアターゲットイメージ

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ソリューション

戦略精度を高める情報収集力

最初に行うのは、徹底した情報収集です。不動産事業を通じて築かれた広範囲な情報ネットワークを駆使し、お考えの事業に最適な用地やテナントを探索します。収集された情報の量と正確性は、立案される事業計画の精度を大きく左右します。イチケンは高度な調査能力と、広域情報ネットワークによる情報に基づき、戦略検討や意思決定を支援します。

イチケンの情報収集イメージ

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経験と実績に裏づけられた企画提案力

建設予定地で、長期にわたり高い収益を確保するビジネスモデルは何なのか、それを建築主とともに考えるのが、イチケンの流儀です。マーケティングに基づいた発想から建築計画へ具現化するためのマスタープランを作成し、オーナー様やテナント様の要望を満たすプランニングを行うことで事業イメージを具体化します。また、概算投資コストや賃料予測からROI(投資収益率)シミュレーションを行い、運営に関する各種施策、不測事態への対処などを含む、綿密な企画をご提案いたします。
さらに、温暖化対策とした脱炭素社会などサステナブル建築が求められている中、ZEBプランナーとしてZEB化事業のご提案もいたします。

イチケンのZEB化事業イメージ1

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イチケンのZEB化事業イメージ2

商業施設建築の施工実績

大型商業施設の設計施工例イメージ

大型商業施設の設計施工例

アイテラス落合南長崎

事例詳細ページ

大型商業施設のリニューアル施工例イメージ

大型商業施設のリニューアル施工例

Coaska Bayside Stores(コースカ ベイサイド ストアーズ)

事例詳細ページ

BIMの
活用について

企画・設計から施工・管理までを
3D画像で可視化

イチケンでは、2016年より本格的にBIM導入をスタート。3D完成予想図による、現場着手前での形状・仕上げ材・照明等のお客様との合意形成はもとより、意匠~構造~設備設計の工種ごとの干渉チェック、仮設計画や鉄骨建方等の施工シミュレーションを行うことで、現場の手戻り削減による無理のない工程管理の実現と施工内容の可視化による安全管理と品質管理の向上に役立っています。

BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)

コンピューター上に作成した3次元の形状情報に加え、各室の名称・面積・材料・部材の仕様、性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建築情報モデルを構築すること。

ソリューション

設計BIM

基礎・鉄骨や設備モデル、照明、仕上げ等のモデルを一つに統合し、可視化することで工事着手前のお客様ミとの合意形成はもとより、意匠~構造~設備設計の工種ごとの干渉チェックが可能になり、品質向上及び業務の効率化につながります。

施工BIM

仮設計画や鉄骨建方等の工事の流れを3Dモデル化することで、効率的な作業方法のシミュレーションが可能になり、現場の手戻り削減による無理のない工程管理の実現と施工内容の可視化による安全管理と品質管理の向上に役立ちます。

積算BIM

設計BIMで構築した建物モデルに数量、コストや仕上げ材、管理情報等の属性データを追加することで、設計業務と並行して施工費用の算出が出来るようになります。また、竣工後も資産管理、建物管理等のあらゆる工程で情報を活用することが可能になります。

3Dスキャナーを用いてBIMモデル化

敷地内の起伏形状の確認、既存建物の改修工事や設備機器更新において、3Dスキャンデータを元に再現モデルを作成し、精度の高い改修設計を提案、効率よく手戻りの無い工事計画の立案が可能となります。

BIMの施工実績

PMO浜松町Ⅱにおける
BIMシミュレーション動画

商業建築BIMでスーパーマーケットの
可視化設計

世界に先駆けた「商業建築プラットフォームの構築」を目指してプロジェクトを推進中

建設業のあらゆる工程において飛躍的な効率化・精度向上を可能にするBIM オブジェクト総合検索プラットフォーム「Arch-LOG」を運営する丸紅アークログ株式会社様と共同で、BIMオブジェクトの拡充と同プラットフォームの活用を目的としたアライアンス事業を進めています。「Arch-LOG」により什器配置から店舗照度まで完成画像で検討が可能となり、より現実的な提案力が生まれ生産性が向上。店舗の効率化、省エネ化、ローコスト化をサポートします。

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ZEB化技術について

環境に配慮し、
将来を見据えたZEB化店舗

エネルギー消費量を最小まで削減し、創エネルギーで自給する建物「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」。CO₂削減目標の達成に向けて、早急なZEBの普及拡大が求められており、お客様の関心も高まっています。当社も、環境負荷の低減、省資源、省エネルギー等、様々な形で省エネルギーと創エネルギーの実現に向け、地球環境にやさしい省エネ建設への取り組みを進めています。また、得意分野の店舗系を中心とした設計・施工案件にZEB化技術を取り込み「環境に配慮し、将来を見据えたZEB化店舗づくり」をご提案し、お客様とともに構築していきます。

※ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは
自然エネルギーの積極的な活用、高効果な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入することによりエネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支を「ゼロ」にすることを目指した建築物です。

イチケンのZEB化店舗づくりイメージ1

イチケンのZEB化店舗づくりイメージ2

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イチケンのZEB

下記のような技術を使って経済的に省エネ・創エネを図るだけでなく、眺望・採光・開放感、動線や照明にも配慮した設計にすることで、人や環境にもやさしいZEB建設を実現します。

人や環境にもやさしいイチケンのZEB建設イメージ

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ZEBプランナー認定バッヂ

ZEBプランナー

ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)※実証事業の一環として、一般社団法人環境競争イニシアチブが公募する「ZEBプランナー」に継続申請(登録種別:設計)されました。イチケンはZEBプランナーとして脱炭素社会に向けて、2025年度には自社が受注する設計業務のうちZEBが占める割合を50%以上とすることを目標とします。

ZEBの定義

イチケンのZEB定義イメージ

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『ZEB』
ZEB Readyの要件を満たし、かつ、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量を削減した建物
Nearly ZEB
ZEB Readyの要件を満たし、かつ、再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から75%以上100%未満の一次エネルギー消費量を削減した建物
ZEB Ready
再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量を削減した建物
ZEB Oriented
建築物の延べ面積10,000㎡以上の建築物で、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から用途毎に規定する一次エネルギー消費量を削減、かつ、未評価技術を導入したもの

※ZEBはZEB Ready、Nearly ZEB、ZEB Oriented(ゼブ オリエンテッド)を含めた広い概念を表すものとし、ZEB Ready、Nearly ZEB、ZEB Oriented(ゼブ オリエンテッド)を含めず狭義の「一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物」の意味で用いる場合に「ZEB」と表現する。

ソリューション

Ichiken Sustainability

社会課題の解決と持続可能な「くらし空間」を支える

SDGsの達成を目指し、17の目標と169のターゲットを参考にした社会課題の中からイチケンの重要課題を明確にし、全社で取り組んでいます。

イチケンのSDGsへの取り組み

ZEBの施工実績

横浜市旧南区総合庁舎跡地開発
(ビエラ蒔田)

“BELS ~ ZEB-Ready”の認証取得

横浜市旧南区総合庁舎跡地を利用した課題解決型公募においてJR西日本不動産開発株式会社様が事業者として選定され、プロジェクトがスタートしました。
温暖化対策とした脱炭素社会などサスティナブル建築が求められている中、横浜市も「Zero Carbon Yokohama」を宣言し、脱炭素社会の実現を目指しており、JR西日本不動産開発様の環境指針である「環境にやさしい街づくりを通じて地域・社会の発展に貢献する」に基づき、当社はZEBプランナーとして、本物件のZEB化事業の提案を行いました。複合商業施設としてのZEB化は国内では4例目(2020年6月計画時点)となり、オフィスビル等でのZEB化とは異なり、建物所有者とテナント各社の参画による一体的な取り組みが必須で、まずはテナント各社様のZEB化への理解と説得からのスタートとなりました。躯体部分・共用エリアを所有するJR西日本不動産開発様を代表申請者とし、メインテナントとなる食品スーパーエリアのライフコーポレーション様とスポーツクラブエリアの日誠不動産(ルネサンス)様の3社による共同で「断熱遮熱」、「高効率機器」、「太陽光発電」等でのZEB化事業申請を行い、建物全体で“BELS”で最高ランク(★5つ)を獲得し、 “ZEB-Ready”の認証を取得しました。竣工後は“BEMS”による見える化によって、エネルギーの消費状況を把握していきます。今後の更なる省エネを目指して、本件の実績をふまえ、新たなZEB技術を導入したZEB化を検討し、今後も環境への取り組みをさらに進めていきます。

物件概要

工事名
横浜市旧南区総合庁舎跡地開発
施設名
ビエラ(VIERRA)蒔田
工期
2020年8月17日~2022年9月30日
開設
2022年10月20日
工事場所
横浜市南区花之木町三丁目48-1
構造
地下RC造地上S造・地下2階地上4階建
用途
物販、飲食、スポーツクラブ、他の複合商業施設
敷地面積
4,399.83㎡
建築面積
3,504.30㎡
延床面積
16,549.23㎡
発注者
JR西日本不動産開発株式会社
設計・監理
株式会社イチケン
施工
イチケン・オータニ建設共同企業体

SDGsへの対応

イチケンのSDGsへの対応

認証取得

イチケンの認証取得

※BELS(ベルス):建築物における省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する、建築物省エネルギー性能表示制度
※BEMS(ベムス):Building and Energy Management Systemの略で、「ビル・エネルギー管理システム」

産学連携での取り組み

「イチケン式一柱一杭工法」の
建築技術証明書を受領

2022年3月18日、2020年4月からスタートした大阪工業大学と当社技術本部技術部による産学連携での技術開発「一柱一杭工法」の建築技術性能証明を日本建築総合試験所より取得しました。

一柱一杭工法の目的/地中梁不要化工法の開発

  • 埋蔵文化財の保護など掘削制限がある土地へ対応可能な工法であること
  • 定期借地物件などで基礎解体費用の圧縮が期待できる工法であること

イチケンの一柱一杭工法イメージ

イチケンの実験装置イメージ

実験装置

イチケンの建築技術性能証明書

建築技術性能証明書

※工法の利用には適用建物や適用できない地盤等の一定条件が定められています。
(鉄骨造のラーメン構造、規模は1階建て店舗、屋上駐車場まで等)