ビエラ蒔田






横浜市旧南区総合庁舎跡地開発計画で“BELS”※1~“ZEB-Ready”※2の認証取得
2022年10月20日「ビエラ蒔田」がオープンしました。2019年8月、横浜市旧南区総合庁舎跡地を利用した課題解決型公募においてJR西日本不動産開発様が事業者として選定され、プロジェクトがスタートしました。
温暖化対策とした脱炭素社会などサスティナブル建築が求められている中、横浜市も「Zero Carbon Yokohama」を宣言し、脱炭素社会の実現を目指しており、JR西日本不動産開発様の環境指針である「環境にやさしい街づくりを通じて地域・社会の発展に貢献する」に基づき、当社はZEBプランナーとして、本物件のZEB化事業の提案を行いました。
複合商業施設としてのZEB化は国内では4例目(2020年6月計画時点)となり、オフィスビル等でのZEB化とは異なり、建物所有者とテナント各社の参画による一体的な取り組みが必須で、まずはテナント各社様のZEB化への理解と説得からのスタートとなりました。躯体部分・共用エリアを所有するJR西日本不動産開発様を代表申請者とし、メインテナントとなる食品スーパーエリアのライフコーポレーション様とスポーツクラブエリアの日誠不動産(ルネサンス)様の3社による共同で「断熱遮熱」、「高効率機器」、「太陽光発電」等でのZEB化事業申請を行い、建物全体で“BELS”で最高ランク(★5つ)を獲得し、 “ZEB-Ready”※2の認証を取得しました。
竣工後は“BEMS”※3による見える化によって、エネルギーの消費状況を把握していきます。今後の更なる省エネを目指して、本件の実績をふまえ、新たなZEB技術を導入したZEB化を検討し、今後も環境への取り組みをさらに進めていきます。
※1 BELS(ベルス):建築物における省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する、建築物省エネルギー性能表示制度
※2 ZEB Ready(ゼブレディ):省エネで基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物
※3 BEMS(ベムス):Building and Energy Management Systemの略で、「ビル・エネルギー管理システム」
用途 | 物販、飲食、スポーツクラブ、 他の複合商業施設 |
---|---|
所在地 | 横浜市南区花之木町三丁目48-1 |
竣工年月 | 2022年10月 |
工期 | 2020年8月17日~2022年9月30日 |
構造・規模 | 鉄骨造 地下2階 地上4階建 |
延べ面積 | 16,516.86㎡ |
設計 | 株式会社イチケン |
発注 | JR西日本不動産開発株式会社 |
タグ |
|